工事の安全と家族の安寧を神様に祈願します。
地鎮祭とは土地の守護神を祭る事により神慮を和め、その土地がいつまでも堅固でそこに住む人の末永い幸せを祈願するものです。
また、工事の安全を祈願するものでもあります。
通常は工事着工前に行います。日は六十干支適合吉日から選び、数週間前に神社へ設計者名、施工者名を共に依頼しておきます。式には祭壇が置かれますので、祭壇におく米・塩・酒・山の幸・海の幸を神社側が用意するのか施主側が用意するのかを確認しておいた方がよいと思います。
式当日は施工者が段取りを行いますので、後は進行役の順序に従い式典に望めば良いでしょう。所要時間は大体30分~40分程度です。神主への祝儀は通常3万~5万程度。施工者への祝儀は自由です。
※あくまで地方により行い方は異なりますので参考程度にお願いします。最近は行わない事も多いです。
家に一番大事な基礎工事も絡出棟が上がった時に行います。
棟が上がった事で家屋の守護神や、工匠の神をお祭りして新しい住まいに厄災が起こらぬよう祈願する祭事です。
また、工事関係者を慰労し工事中の安全と完成までの順調な進行を祈願する意味合いでもあります。一番高い棟木に幣串を立て、 破魔矢を飾り四隅の柱に酒と塩と米をまいて建物を清めます。その後施主や棟梁の挨拶を行い、乾杯して直会へ入ります。
最近では厳しい交通事情を考え直会を行わない事も多いです。
祝儀は施工者・大工・各職方などに5,000円~10,000円程度、もしくは記念品を渡す事も多いです。事前に参加者の人数が必要です。
※あくまで地方により行い方は異なりますので参考程度にお願いします。最近は行わない事も多いです。